一喜一憂は時間の無駄


現在、ダイエットに励んでいる。

娘が10月に舞台に立つ事が決まっているのだが、夏の間の暴飲暴食でふっくらしてしまった娘の体型を見た演出家が

「今度やってもらう役どころは綺麗な娘さんなので」

と前置きをして、その後は言いにくそうに黙り込んだ。要するに少し痩せろという事だろう。

年頃の娘に過度なダイエットをさせるわけにはいかないが、演出家の求める形に近づけるのは俳優としての務めだ。

娘一人にその責任を押し付けるのではなく、自分も一緒にダイエットにチャレンジすると宣言した。
行きがかり上やむなくではあったが、自分を律するという行為自体は嫌いじゃない。

早速その日から食事制限を開始。
休肝日というものを設定してこなかった普段の生活とオサラバの意味を込めて、初日はノンアルコールでスタートを切った。

意外と耐えられるもんだ、というのが初日の感想だった。

酒を飲まなければ1日が終わらないとでもいうような生活は何年続いていただろう?

自分ももう若くはない。
たまには休肝日を作る、というのは今後も続けてみようと思う。

しかしそこは代謝の落ちた40代半ばの身体。
ダイエット開始から早くも3週間ほどたつが
体重は-1.8kg~+0.5kgという乱高下を繰り返している。

現在は初日から-1.3kg。
あと1ヶ月で4kgほど体重を落とし、久しぶりの60kg台を叩き出したいと思っている。

健康的な生活で仕事を頑張る。

こんな当たり前が特別に感じるほど自分も歳を取ったのか…と恐ろしくもなるが、自然の摂理には逆らわないことが賢明だろう。




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